そろそろ卒業式のシーズンですよね。
桜の花が咲くと三年前の卒業式と去年の卒業式を思い出します。
三年前の卒業式は、国家試験が終わって鍼灸免許の合格も決まって、心の底からホッとしたのと同時に進学で心機一転していました。
鍼灸免許を取る学校というのは、三年目の国家試験に向けてテストテストの毎日でした。
毎日テストがあり、中間と期末にテストがあり、鍼灸にテストがあり、最後に国家試験がある。
それはそれはきつかったです。
その三年間が終わってなんて晴れやかだったか。
とはいえ、卒業式に特に感動とかはなく、あー終わったという感じでした。
ガラの悪い方が私です(笑)
イヤイヤ撮られた感じだったので(笑)
去年の卒業式というのは教員養成学校の卒業式でしたね。
どちらかというとこちらの方が心に残っています。
式自体はシンプルで何の変哲も無い卒業式だったのですが(鍼灸科の時は両国国技館でやったのです)、感謝の度合いが違うという感じですかね。
教員養成課程というのはエキスパートコースなので、来ている先生方も第一線で活躍されている先生方ばかりなのです。
卒業式の時には、すでにここの治療院の開院も決まっていたので、挨拶回りなんかもしながら謝恩会に参加をしました。
この五年間で色々と感じたことの中でも、残念に思ったのは学生の考え方が一番大きかったのかもしれません。
というよりも学生と教師の関係とでも言いましょうか。
最初の鍼灸科の時は新設校ということもあり、生徒と教師の距離というのは近い感じでした。
しかし、きちんとしている教師もいた反面、とても教師と言えないような人たちも多かった気がします。
授業している自分に酔っている先生、自己満足で授業をしている先生、教わることなんて何もないのに教師だからといって威張り散らす先生。
三番目の教わることなんてないというのは、他学科の先生で受け持っている授業は何もない上に普段の言動的も含め人間として教わることは何もない先生という感じでした。
ここの学校では結構教師に対して不満を持っている生徒も多かったように感じます。
教師が未熟という場合も多いのですね。
教員養成学校の方はというと、今度は生徒の考え方に疑問を持つことが多かったです。
お金を払っているんだからわかりやすく教えるのが当たり前、サービスが悪いという考え方の人が多かった気がします。
実際私も同じ授業を受けていましたが、そういう風に考えたことはほとんどなく、教えてくれているだけでもありがたいと思わなくてはいけないような先生たちが教えに来てくれているわけなんです。
確かに一風変わった先生もいましたし、ちょっとカチンとくる先生もいました。
しかし、9割方の先生は何かを伝えようとしてきてくれています。
本来、お金を払っても教えてくれないような先生もいます。
そういう教えてくれているということに感謝をせず、お金を払っているんだから当たり前という考えの生徒が多かったなという印象が強いです。
どうしてこの話をしたかというと、謝恩会というものがあったからなんですね。
教員養成学校の謝恩会は私なりには本当にお世話になった先生が多かったので、きちんとおもてなしをするのが謝恩会だと思っていたのです。
しかし、「みんなで楽しくやるのが謝恩会」という生徒もいて、それは違うのではないかなと感じていました。
生徒が楽しくやるのが謝恩会ではなくて、楽しんでもらうのが謝恩会。
実は、この謝恩会でちょっと前に流行った「恋するフォーチュンクッキー」をみんなで踊ろうという話になりました。
体育祭の時にもやったのですが、かなりグダグダで微妙な感じだった出し物をもう一度やろうというのです。
実は、センターをやったのは・・・・・・・・私でした。
昔、ジャズダンスを少しやっていまして、振り写しとかはそこそこできたので真ん中になったのですが・・・
結局まともに踊れるのはほんの数人。
練習をまともにやる人もほとんどいない状態で、そもそも出し物を仕切っている人もグダグダで、これじゃぁ謝恩会で恥ずかしくて出せない!
そう思った私は決断しました。
「もうワンマンショーでいいや」
その結果の仕上がりがこれです。
一人でコスプレ用衣装を着て、ほぼほぼワンマンショー。
ちょっと見づらいですよね(笑)
それでいいのです(笑)
結果、先生方もとても楽しんでいただけたようなのですが、ちょっと写真が残ってしまうのは汚点です・・・
こんなことをしながらも、ここの治療院を立ち上げる準備もしていたのですから本当にドタバタでした。
もうこういうことをすることがないのも少し寂しいですよねと思いながらも、この時の服はまだ捨てられずにいます。