今年も栗の季節がやって参ります | 世田谷区上北沢の鍼灸院 Five Elements

今年も栗の季節がやって参ります

毎年この時期になると、私は栗の渋皮煮を作ります。

知っている人はお馴染みなのですが意外と知らない方も多く、ごはんのおかずだと思う方もいます。

この栗の渋皮煮というのはお菓子です。

結構お高級なお菓子でして、買うと一粒400円とかするものもありますね。

写真だとあまり美味しそうに見えないかもしれません、しかしこれがとても美味しいのです。

材料はとってもシンプル、栗・砂糖・重曹。

とはいえ、重曹はアク抜きの為なので、実際は栗と砂糖だけです。

しかし、作るのがめんどくさいのです(笑)

 

まずは栗の鬼皮を剥きます(外の焦げ茶色の硬いやつですね)、この時にその中の渋皮に少しでも傷がつくと煮崩れるので、一つ一つ丁寧に剥いて行かなくてはいけません。

鬼皮を剥き終わったら煮ていきます、お湯に重曹を入れて沸騰したら数分茹でてお湯を捨てる。

お湯を捨てたら渋皮の繊維を優しく洗い流し、また重曹で煮る×2〜3回。

アク抜きが終わったら、今度は水に砂糖を入れて煮ます、じっくりと弱火で煮込まないと栗が崩れるので絶対にグラグラ煮詰めてはいけません。

煮終わったら一晩寝かせて、さらに翌日砂糖を追加して煮込み熱を冷まして出来上がり。

ここから更に一晩くらい寝かせると味が落ち着きます。

それが上の写真の渋皮煮です(画像は去年のものです)。

一見簡単そうに思えるのですが、渋皮にほんの少し、1ミリ程度でも傷がつくとそこから穴が広がって崩れる上に、煮込んでいる最中でも栗が擦れて崩れてしまいます。

結局1/5くらいは途中で崩れちゃうんですね。

ただ、これは栗の品種にもよるのですが、私が毎年使っている品種は特に渋皮が破れやすいというのもあります。

 

毎年この渋皮煮は大変ご好評をいただいており、10月の週末は狂った様に栗を煮込んでいます。

と言うのも、私の鍼灸の先生でこれを楽しみにされている先生がおられまして、それ以外にも欲しいという方がおられ、10月は製造工場と化すのです。

去年作ったのは約7kgの渋皮煮(笑)

作っていると首が痛くなってくるので、自分で首に鍼をしながらせっせと作っています。

 

今年はせっかく治療院を開いたので、作ったものを少しお出ししようと思っています。

お出しできる様になりましたらお知らせにて告知しようと思いますので楽しみにしていてくださいね。

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