連休の間、せっせと栗の皮をむき、夜中まで鍋をコトコト加熱して、5㎏の渋皮煮を仕上げました(笑)
もう、首も腰もガタガタです。
栗はこんな感じです。
大きいですよね、一番上ので5cmくらいあります。
まずはこれの鬼皮(外の硬い皮)を剥いていきます。
家庭用の普通のボウルでごめんなさい(笑)
これが剥いた後。
こっちが鬼皮。
鬼皮はとてもとても硬いので、沸騰したお湯にドボンと入れて粗熱が取れたら包丁でこそげ取るように剥いていきます。
1㎏あたり1時間くらいかかりました(笑)
じつは、この作業だけで半分くらい終わったようなものなのですが、この作業が一番きついのです。
中の渋皮に少しでも傷がつくとそこから煮崩れるので、慎重に剥いて行かなくてはいけません。
そしてこれをアク抜きしていきます、剥いた栗を鍋に入れて水をはって重曹を入れ、沸騰させます。
こんな感じなのですが、沸騰してくると。。。。。
こんなにすごくなるのです。
ここまで来たら火を止めて、栗を洗っていきます。
渋皮には繊維がたくさんついているのと、剥ききれていない鬼皮がついています。
それを丁寧に優しく洗って、またアクを抜いていきます。
アク抜きを2〜3回繰り返したら、今度は重曹を抜いていきます。
お湯だけで同じ工程を2回ほど行い、栗から重曹が抜けたら味をつけていきます。
私は三温糖を使いますが、好みにより黒糖を使う人もいれば砂糖や和三盆を使う人もいます。
砂糖を入れて1時間煮込み、一晩寝かせます。
さらに砂糖を入れて1時間煮込み、一晩寝かせます。
今度はブランデーを入れて1時間煮込み一晩寝かせて完成です。
この寝かせる時間を挟むと、栗の中に砂糖がしっかりしみこんでくれます。
完成です!
早速お世話になっている方々に配ってきました(笑)
今年初めて渡す方は、皆さん栗の大きさに驚かれます。
ちなみに、上の写真の当院のカードが名刺と同じ大きさなので比べてみてください。
以前も書きましたが、今回は銀寄と言う栗を使いました。
スーパーなどではあまり置いていなく、和菓子屋さんが買っていくようなものですね。
これで2Lサイズですから、3Lになると更に大きいものになりますが、値段もドーンと高くなります。
本格的なお菓子屋さんや料亭でもない限りは2LかLで十分です(笑)
ただ、粒が小さいと鬼皮をむくのが大変かもしれませんね。
本当に9月の中旬から10月の初旬くらいまでしか作れない旬のものです。
とりあえずあと2kg残っているので、また作ろうと思っています。
ということで、今週からお茶と一緒に栗の渋皮煮もお出しします(笑)
しかし、そんなに数が多くないので先着順になります、それと、施術時間が長くなってしまうとお出しできない場合もあるので、必ずお出しできるわけではないことをあらかじめご了承くださいませ。
試食しましたが、とても美味しく仕上がっています♪