黒豆茶の東洋医学的効能 | 世田谷区上北沢の鍼灸院 Five Elements

黒豆茶の東洋医学的効能

先日の丹波黒豆をどうしようかと悩んでいたところ、販売店さんが「黒豆茶オススメですよ」と言っていたのを思い出し、フライパンで炒って黒豆茶にしてみました。

いやー、本当に美味しいんですね。

豆をお茶にして何が美味しいんだろうと思っていましたが、よくよく考えたら麦茶だってお茶の葉ではないんですもんね。

それこそ麦茶のように香ばしく、香ばしい豆の香りが立つお茶でした。

 

実は、黒豆って東洋医学としてみるとこの時期から冬にかけてはとても飲むのに適しているのです。

以前もお話しした五行論では五色に色が分けられているとお話ししました。

青・赤・黄・白・黒

黒は腎を司り、冬の季節であり寒邪は入り込みやすい季節です。

腎というのは体の中でも最も重要な臓の一つであり、体を温めるのも腎です。

黒い色の食べ物は腎を滋養すると言われています(食べ過ぎると逆に傷めるとも言われています)、そして、黒豆の形って何かに似ていると思いませんか?

 

そう、腎臓です。

 

東洋医学では形の似ているのものを食べると、その作用を強めると言われています。

くるみは脳の形に似ていますよね?

脳は腎の領域ですから、くるみも腎を補う作用があります。

黒豆は、色の黒い腎臓に形が似ているものということで、腎を補う作用がより強いのではないかと私は考えています。

なので、その黒豆から抽出する黒豆茶は腎を補う作用があると言えます。

今は秋ですが、冷え込みはそろそろ強くなってきます、今のうちから腎を養っておけば冷え症の対策にもなるのではないかなと思っています。

何より香ばしく美味しいので、そういうウンチクは別にしてもぜひ飲んでみていただければなと思います。

当院でもお茶のレパートリーに加えようと思っています。

世田谷区上北沢で鍼灸施術のご予約

ヒアリングを行い最適なメニューをご提案します。

ご予約はこちらから


— Archives