塩トマトは塩のトマト? | 世田谷区上北沢の鍼灸院 Five Elements

塩トマトは塩のトマト?

塩トマト、みなさん知っていますか?

結構有名なので食べたことがある方も多いのではないでしょうか?

塩トマトとは塩をかけたトマトではありません。

熊本県が名産地なのですが、とにかく甘く味が濃いトマトなのです。

なぜ塩トマトと言われるかというと、塩を多く含んだ土地でトマトを栽培するとトマトが水を吸い上げる量が減るのです。

そうすると、十分な水分がないのでトマトはあまり大きくならないんです。

 

トマトを栽培する時に、一番気をつけるのが水分です。

トマトって実は水分を抑えて抑えて作ると実は小さいけどものすごく美味しいトマトができるんです。

それを一般的にフルーツトマトって言います。

同じように塩分の多い土壌で作ることにより水分を抑えているのがこの塩トマト。

食べてみると、もうトマトではない別の野菜のように感じます。

というか果物ですね。

野菜も危機的状況に陥ると、種の保存のために身を美味しくして動物に食べてもらおうと思うのでしょう。

このような性質をうまく利用しているのですね。

 

塩トマトやフルーツトマトは下の写真のようにお尻の部分が変色してしまうことが多いのですが、これは尻腐れと言います。

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言い方は微妙ですが、これができているトマトの方が美味しさは上がります(フルーツトマト、塩トマトの場合)。

この尻腐れができる理由は栄養不足や水分が不足している場合に起こります。

単なる栄養不足の場合はこれがあるからといって美味しいとは限らないのですが、水不足の場合はそれだけ危機的状況にあったので、美味しい可能性が高いです。

もちろん、栄養もギリギリの方が美味しいトマトになるので、結果的に美味しい可能性が高いです。

しかし、こういうトマトはなかなか店頭には並びません。

普通、これが置いてあったら買いませんよね(笑)

だから、塩トマトも初めは捨てられていたそうです。

しかし、食べるとものすごく美味しい。

だから、農協を介さずに売ったら飛ぶように売れてしまったのです。

この塩トマトも、千疋屋や伊勢丹などで買おうと思うと一つ300円以上します、大きさは普通のトマトの半分以下なのに。

こういう百貨店では見た目がモノを言うので、尻腐れをしていないものだけを集めてくるのでこの金額なんです。

でも、実は尻腐れている方が美味しかったりするのですね。

 

最後に美味しいトマトの選び方。

①真っ赤なトマトを選ぶ

トマトをよーく見てみてください。

赤いですか?それとも赤に白い細かい点があってピンク色に見えますか?

赤くなくてもいいのです、品種によっては色が薄いものもあります、でも、この細かい斑点のないトマトが美味しいのです。

 

②おしりに星状の筋のあるもの

これがはっきり出ているトマトは美味しいです。

糖度がしっかりとある証拠ですね。

 

③ヘタがみずみずしいもの

トマトの鮮度はヘタを見ればわかります。

ツンツンしてしなびていないものが良いトマトです。

 

④実はヘタの周りが緑色のものが美味しい?

 

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写真をみてください。

これはまだトマトが緑色の時の写真なのですが、このヘタの周りの濃い緑色の部分を「ベースグリーン」と言います。

このベースグリーンがあるトマトは美味しくなるトマトだって赤くなる前からわかるのです。

ヘタの周りにくっきり緑色があるトマトはベースグリーンのはっきりしていたトマトの可能性が高いです。

緑色の時にこのベースグリーンがないと赤くなった時も真っ赤というよりは少しぼやけた赤色になります。

スーパーのトマトは基本的に緑色の時に収穫してしまい、輸送している間に赤くなってきます。

なので、ベースグリーンが濃いと赤くなりきらないのではないかなと思います。

追熟して赤くなってから食べてみてくださいね。

ただし、トマトだけではなく野菜類は基本的に樹で完熟した方が美味しいさが全く違うので、農家さんから直接買うのが一番美味しいのかもしれませんね。

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