鍼灸国家試験の思い出 | 世田谷区上北沢の鍼灸院 Five Elements

鍼灸国家試験の思い出

本日は東京マラソンだけではなく鍼灸師の国家資格の試験日なのです。

毎年東京マラソンと同じ日に行われるのですが、正確には「はり師」と「きゆう師」の二つの資格を同時に受験します。

前日、27日には「あんま指圧マッサージ師」の試験があり、二日連続で国家試験になる人も多くいます。

私ももちろん受験したのですが、、、本当に二度と受けたくないですね(笑)

勉強ができなかったとかではなく、もともとプレッシャーにとても弱いので年に一度しかない試験というプレッシャーが何より苦痛で、神経性の腰痛になったり毎日精神的にとても過敏になったりしていました。

問題を解いていて少しでもわからないことがあると焦って調べまくっていましたね。

2月から1ヶ月間、部屋に閉じこもって勉強をしていたのですが、もう本当に発狂しそうになっていました。

いよいよ最後の1日という時には、実は何もせずに部屋でゴロゴロしてお風呂にのんびり浸かって、交感神経の高ぶりを抑えリラックスすることを一生懸命にしていました。

試験が終わると本当にこの世のものとは思えないような開放感に満たされるのですが、実はこれだけでは終わらないのです。

この国家試験というのは回答がすぐには発表されません。

問題用紙に自分の答えを記入しておき、それを各学校で答え合わせをするのです。

そこで合格点が出ればやっとそこで一安心。

のはずなのですが、実は合格発表は1ヶ月先。

極々たまに受験番号をマークシートに間違えて記入してしまい、点数は取れていたのに不合格なんていう悲惨なことが起こります。

マークシートはその場で渡してしまうので、もしかしたら受験番号ミスしてるのではないかと言う妄想に襲われ発表が出るまではそれでもソワソワしていました。

鍼灸師の合格率は、実は新卒の段階で80パーセントくらいは受かるのです。

しかし、卒業してしまうとモチベーションが下がってしまうために、次年度以降の合格率は30パーセント近くまで落ちてしまいます。

その恐怖があるので落ちるわけにはいかない上に、私の場合すでに進学が決定していたので尚更です。

今は晴れて鍼灸師をしていますが。。。あれだけは二度とやりたくないですね(笑)

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