お茶のお話 〜日本茶のあれこれ〜 | 世田谷区上北沢の鍼灸院 Five Elements

お茶のお話 〜日本茶のあれこれ〜

先日、ファーマーズマーケットに行っていますと言うお話を書きましたが、先日はココナッツオイルのお話でした。

今日はお茶のお話を書きますね。

 

いつもファーマーズマーケットに行くと買うのが善光園さんのほうじ茶です。

善光園さんは無農薬栽培や無化学肥料、更に減肥料栽培などにこだわってお茶を作られている農家さんのようです。

私はあまり無農薬とか有機栽培というものにこだわり尽くしているわけではありません、しかし農薬を使いまくっているものよりは無農薬のがいいのではないかとは思っています。

理由としては・・・まぁ私も若いわけではありませんし、農薬の影響が出る頃にはもうかなりの高齢になっていると思われるので・・・なんて安易な考えなのですが、それでもやはりアトピー持ち(普段は出ていません)としてはリスクは減らした方がいいかなと思っています。

そんな私なので、別に「無農薬大好き!」と思って買っているわけではなく、単純に美味しいから買わせていただいています(笑)

ただし、よくよく考えると、お茶って農薬の影響をダイレクトに受けそうな気もします。

お茶についた農薬をそのままお湯で成分を抽出するわけですから・・・農薬水溶液入りお茶になってしまうのですよね・・・

そう考えると今更ながら怖い気もします。

ちなみに、私は日本茶に関してはさほど詳しくありません、灯台下暗しというか、自分の国のお茶については日頃から飲みなれているせいもありあまり詳しく調べようと思わないものなのでしょうか。

お箸の国の人だから、お箸の国の事を真っ先に知らなくてはいけないはずなのですが、そうはいかないみたいです。

さて、日本茶にもいろいろとあるのですが、好きな日本茶としては八女玉露や冷たいほうじ茶あたりが思いつきます。

ちなみに、猫舌なので熱い飲み物が苦手なだけというのもあります。

まずは玉露ですよね。

皆さん玉露をきちんと飲んだことってありますか?

初めて飲んだ時にはとても驚きました。

良く「玉露入りお茶」と言うものが売られていますが、玉露入りにする意味があるのでしょうか?と疑問を呈するような味がします。

まず、玉露やかぶせ茶を煎れる時のお湯の温度って知っていますでしょうか?

約60度と言われています。

60度のお風呂に入ろうと思うと決死の思いというか、テレビの熱湯コマーシャルになってしまいますが(熱湯コマーシャルでさえ50度くらいのようです)、飲む時の60度ってぬるいのです。

一般的に、お茶を入れる時の温度は高ければ高いほど渋みが増し、低ければ甘みや旨みが出ると言われています。

玉露とは、収穫前の数週間陽の光を遮って育てたお茶の葉を使って作るお茶です。

陽の光を遮ることにより甘み旨みの成分を増やすことができるらしいのですね。

成分を増やしたお茶の葉を更に低温で淹れることによって驚くほど甘いお茶に仕上がります。

この時期によくやる氷出しでお茶を出すと甘くなるというのはこのためです、これを玉露やかぶせ茶、碾茶などでやると、それはそれはもうお茶とは別の飲み物ではないかと思うような味になるのです。

 

さて、それでは次はほうじ茶です。

私は夏になると麦茶やほうじ茶が欲しくなります、お酒を飲まないので風呂上りのビールではなく風呂上りの麦茶になるんですかね?

それとも、松島トモ子さんの影響なのでしょうか。

話をほうじ茶にもどします。

ほうじ茶にも種類があり、葉を焙じて作るほうじ茶と、茎の部分を焙じて作るかりがねほうじ茶(茎ほうじ)があります。

善光園さんではほうじ茶と玄米ほうじ茶を良く買わせていただいているのですね。

茎ほうじは同じファーマーズマーケットで売っている屋久島深山園さんの「屋久島ほうじ」と言う茎と葉を合わせたものや、ひらの園さんの「如来焙煎」と言われる結構いいランクの茎ほうじを買わせていただいています。

葉を使ったほうじ茶は、とても香りが高く苦味渋みのないあっさりとした味わいがあります。

市販でペットボトルに入っているほうじ茶はこの葉ほうじのタイプが多い感じがします。

善光園さんでは、ほうじ茶、一番ほうじ茶(一番茶の茶葉のみを使用したほうじ茶)、ほうじ玄米茶を買わせていただいていて、夏になるとどんどん作ってどんどん飲んでいます。

玄米の入っているお茶は香りを出すために熱湯で入れないとダメなのですが、ほうじ茶も水出しで作ることができます、が、やはり熱湯で入れたものを冷ました方が香り高い気がするので、私は熱湯で出します。

水出しのが比較的まろやかな仕上がりになりますね。

当院でお出ししているほうじ茶は善光園さんのお品が比較的多いです。

ペットボトルのものと比べると、香りの質や旨さの厚みが違うことがわかるのではないかなと思います。

コストもペットボトリよりは全然安いですしね。

屋久島ほうじや如来焙煎のように茎が入ってくると、香ばしさが少し減り、旨みがぐっと入ってくる感じがします。

味としては全くの別物ですね。お茶の色もくき茶はまさに黄金色です。

日頃、葉のほうじ茶を飲む機会が多いので、茎ほうじを飲むとほうじ茶ってわからないかもしれません。

でも、やわらかい香りが立ち、飲んだ後の後味は茎ほうじ茶の方が余韻が残る感じがします。

別に緑茶が嫌いなわけではありません、普通の煎茶やくき茶も飲みます。

でも、こうやって色々飲んでいくと自分の好みはほうじ茶なんだろうなーと言う感じはしますね。

冬はあったかくほっこりと、夏はガツンとアイスでどうぞ!(笑)

アイスコーヒーもそうですが、冷たく飲むときは濃く出しておいた方が美味しく感じるのは私だけでしょうか。

鍼灸院なので少し鍼のお話とこじつけますと、一応みなさまの健康に携わるお仕事をさせていただいているので、品質は気にしています。

無農薬で作られているものでしたら安心安全ですし、皆様にご提供できるのではないかなと思っています。

しかし、中国茶や紅茶に関しては無農薬かどうかは調べていません(笑)

 

ちなみになのですが、お茶に限らずこういう無農薬系の食品はなかなか農協を通して売ることができないそうです。

無農薬だろうがなんだろうが、農協には農協の基準があり、農薬を使わないと農協が買ってくれなかったりするそうです。

農薬を使わないと虫食いになるので、見栄えが悪いと売れなくなる→農薬を使わないと見栄えが悪くなるので農協が買ってくれない。

つまり、農薬を使って見た目も大きさもオッケーでないと買ってくれないので商売にならないわけです。

しかし、現在ではこうやってファーマーズマーケットだったりインターネットを経由すれば農協を通さなくてもこだわりの野菜が売れますし、何より農家直販なので安いんですよ。

もちろん、スーパーマーケットと値段だけ比べると少し高いかもしれません。

しかし、品質と値段を比べたときに、この品質のものをスーパーマーケットで買おうと思うととても高価な金額になってきます。

買い手も欲しいもの、売り手も売りたいものをきちんと買うためには、こうやって買い手が付いていくことによって農家さんも頑張って作ろうと思うものではないのでしょうかね。

 

ちなみに、私は何回も書いていますが鍼灸師です、農家ではありませんし花屋さんでもお茶屋さんでもありません。

もし善光園さんのお茶が気になるようでしたらファーマーズマーケットもしくはホームページで見てみてくださいませ。

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